12
火攻篇 (かこう篇)
Original Content
凡そ火攻めに五あり、一に曰く人を焼く、二に曰く積(し)を焼く、三に曰く輜(し)を焼く、四に曰く庫を焼く、五に曰く隊を焼く。火を行うには必ず因あり、煙火は必ず素(もと)より具(そな)う。
Description
特殊な殺傷手段の運用。火攻めのタイミング(乾燥、風)と、火攻め後の追撃措置を強調する。「利にあらざれば動かず」という慎重な姿勢を説く。
Related Hexagrams
Hexagram No.30
離為火(りいか):核心的な関連。文明と破壊の二面性。
Hexagram No.57
巽為風(そんいふう):「巽は風なり」。火は風の勢いを借り、風は火の威力を助ける(風火家人)。
Hexagram No.21
火雷噬嗑(からいぜいごう):「火電並び行く」。強力な打撃と威圧。
Hexagram No.22
山火賁(さんかび):「山の下に火あり」。火光の威圧感と修飾(偽装による真実の隠蔽)。
Hexagram No.56
火山旅(かざんりょ):「山の上に火あり」。動的な火攻めの制御不能な性質、慎重さを要する。