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虚実篇 (きょじつ篇)


Original Content

夫れ兵の形は水に象(かたど)る。水の行(こう)は高きを避けて下(ひく)きに赴き、兵の勝(しょう)は実を避けて虚を撃つ。故に兵に常勢なく、水に常形なし。

Description

指揮芸術の核心。敵を動かすことで「我は専にして敵は分る」状態を作り出し、圧倒的な確実性をもって敵の不確実性を叩く。

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Hexagram No.29

坎為水(かんいすい):「習坎、坎窞(かんたん)に入る」。水の形。実を避けて虚を撃ち、敵を不利な境地に陥れる。

Hexagram No.30

離為火(りいか):「明、両(ふた)つ作(おこ)りて離なり」。虚実を洞察し、虚実の入れ替わりの中にある知恵の光。

Hexagram No.11

地天泰(ちてんたい):「内陽にして外陰」。実をもって虚を撃つための内部の結束力。

Hexagram No.12

天地否(てんちぴ):「大往き小来たる」。敵が虚弱(否)に陥った時の攻撃チャンス。

Hexagram No.61

風澤中孚(ふうたくちゅうふ):「中流の砥柱」。変幻自在な状況(兵に常勢なし)において、核心となる意図を貫くこと。